ぷすの日記

愚痴日記





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...... 2012年01月29日 の日記 ......
■ 何十年ぶりか   [ NO. 2012012901-1 ]


算盤塾の先生と再会した。
家は近いものの、あまりそちらの方面には行かないので
道でばったりなんて事もなかった。

ぼくが親に言われて算盤を習い始めたのは
小学校中学年頃だったと思う。
自分から進んで習ったわけじゃないので
嫌々通っていた。

算数系が苦手なぼくだったが、算盤は
算数とは視覚的・指を動かす物なので
少しはとっつきやすかったかもしれない。
何と言ってもまだ若かったし。

塾の中で「競技」と呼ばれるトーナメントがあった。
ぼくは落ちこぼれであるが、ある年のクリスマス、
優勝した。
景品にお菓子が詰め合わせれた小さいクリスマスの
ブーツを貰った。

ぼくは嫌な奴だったので、翌日学校で
「あのお菓子、まぁまぁだったよ」と
ライバルに言った。
相手にされなかった事は言うまでもないw

ぼくにとっては生まれて初めての優勝だったのに
他の人から見たら一過性のまぐれに過ぎず
相手にする価値もなかったのだろう。

当時の先生の印象は、小柄で髪は大概両脇に
三つ編みをしていた。
姿勢がよく、大きな目玉をきょろきょろさせており
少し怖かった。

かつぜつの良いよく通る声で
「ごわさんで、ねがいましては」という先生の声は
未だに覚えている。

先生・・・ずいぶん可愛らしいお婆ちゃんに;;
ぼくがこんな年なので当然だろうけど
教えて貰わないと彼女が先生とは思えなかった。

彼女は生涯独身で、後継ぎとして親戚の女子を
養女にしたそうだ。
「もう後継ぎがいるので安心して死ねる」と
笑顔でおっしゃっていた。

独身でも養子が貰えるというのは初耳だ。
ぼくもそうしようかなぁ。
先生とはサシでもっと話したかった。
向こうはぼくの事など覚えているわけがないが。。。

画像:
水天宮境内

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